伊勢原市保育協議会の会長を務める 萩原 敬三さん 下糟屋在住 61歳
子どもの成長の一助に
○…市内の12施設が加盟する市保育協議会。加盟保育所が一堂に集まる就職説明会をあす10月２日（土）、市と共催でシティプラザで開催する。「子どもの成長のお手伝いができることが保育園の仕事のやりがい。子どもが好きな方、人や社会のためになり、誇りの持てる仕事なのでぜひ参加してみては」と呼び掛ける。
○…生まれも育ちも伊勢原。伊勢原小学校から桜台小学校、伊勢原中学校を経て日本大学高校へ。日本大学法学部を卒業後、父親が経営する（株）萩原醸造に就職するため、半年間他店で経営を学んだ後、家業を10年間支えた。大学１年の時に両親が大原福祉会を設立し、大原保育園を開園していたことから、33歳の時、結婚を機に大原保育園を手伝うことに。37歳で２代目園長、44歳で２代目理事長に就いた。「幼児期の教育は、子どもの能力を伸ばし、自然に育てることが大事。卒園児に『僕のこと覚えてる』などと街で声をかけられると嬉しい」と目を細める。
○…自動車が好きで、先日50年前のブルーバードを購入。納車が待ち遠しいという。現在、県保育会の理事長や県社協保育協議会会長など20を超える関係団体で役員や委員を務めるため、自分の時間はほとんどないという。「趣味のゴルフも年に１回行ければ良いほど。それもすべて将来を担う子どもたちのためになれば」と笑う。
○…県保育会では保育士不足や少子化問題のほか、不適切保育の回避や保育士の足りない保育所への配置などを検討。市では、災害弱者と言われる子どもたちのために、災害時危機管理体制の確立に向け、市と実施する検討会で座長を務める。「緊急災害時などでも保育は継続され、子どもたちの安心と安全の確保が必要」と力強く語った。
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