伊勢原の店 もっと知って

　○…インスタグラムなどのＳＮＳを活用して、市内商店などの情報や、頑張っている人を紹介している。今年４月の立ち上げ時には２人だったメンバーも、現在は７人に。20代から30代の仲間と共に情報を発信する。「伊勢原市内に、さまざまなお店や人がいることを知ってもらいたいと思った」と、活動の原点を語る。

　○…手始めに市内のパン屋さんをＳＮＳで紹介していた縁で、10月にはイセハライチ（朝市）の中で「パン祭」を企画。伊勢原近隣の６店舗が出店し、開始わずか40分で完売するほど盛況だった。「出店者もお客さんからも好評で、やって良かったと思いました。次は１月のイセハライチでも開催し、定期的に続けていきたい」と話す。また、現在は月１回の清掃活動のほか、伊勢原で活動する歌手らと一緒に、「伊勢原の歌」を作る計画が進行中。来年の完成をめざして夢が膨らむ。「これからも活動を通して地域活性化になるようなことをやっていきたい」と目を細める。

　○…１９８２年、伊勢原市に生まれ育った。伊勢原小から中沢中、立花学園、湘南工科大学と進学し、卒業後は厚木の専門学校で調理師免許を取得した。現在は、叔母が創業して47年が経つ「食堂いとう」を２人で切り盛りする。「できるだけ地元のものを取り入れながら、出来たてをお腹いっぱい食べてもらいたいと思っています」

　○…週１日の休みや、休憩時間の息抜きは食べ歩き。伊勢原を中心に都内にも出かけるという。「性格は落ち込むがすぐに立ち直るタイプ。いつも根詰めてしまうので、グループ名のように気楽にいきたい」と笑う。「せっかく伊勢原に居るので、伊勢原のつながりを増やしていきたい」と前を見据えた。