戻る

伊勢原 社会

公開日:2022.05.27

日向薬師で定期放水点検
不審火受け防災施設を整備

  • 防災施設整備後、日向薬師で初めて行われた放水点検

 日本三薬師の一つである日向薬師宝城坊(内藤京介住職)で5月24日、防災施設の定期放水点検が行われた。

 日向薬師は、2020年3月に本堂裏で不審火が発生したことを受け、同年11月から昨年10月まで約1年かけて新たな防災施設を整備した。

 整備にあたり、文化庁の国宝重要文化財等防災施設整備費補助金を活用。整備したのは放水銃や放水ポンプなどの特殊消火設備と、煙検知器や自動火災通報装置などの自動火災報知設備、さらに監視カメラや防犯センサーなどの各種防犯設備、防犯灯など。

 市文化財課の担当者によると、防災施設の総事業費は1億774万円で、9157万9000円を国の補助金、その他は日向薬師への寄付金などが充てられた。

 この日は特殊消火設備の定期点検として、放水銃での放水を実施。本堂を囲む四隅に一つずつ設置された放水銃から、一斉に放水され、5分ほど続いた。放水銃は1つが毎分500リットルの放水を、約25分間続けられるという。

 点検は年2回の実施が規定されていて、新たな防災施設竣工後、今回が初の点検となった。

 内藤住職は「万が一はあってはならないが、備えが万全になり安心。心強い設備が整備され、感謝している」と話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

伊勢原 ローカルニュースの新着記事

伊勢原 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS