伊勢原 社会
公開日:2022.10.07
交通事故の減少めざす
警察署長らが地蔵尊献花
秋の全国交通安全運動(9月21日〜30日)の初日となる9月21日、伊勢原警察署(小下光一署長)の署員や交通関係団体らの代表が市内下谷にある地蔵尊と白根の地蔵尊を訪れ献花を行った。
伊勢原署によると、県道伊勢原藤沢線「下谷交差点」脇にある地蔵尊は1968年、暴走二輪車を追跡中に大型ダンプカーに衝突され、21歳の若さで殉職した白バイ隊員の佐藤昌司警部補の遺志を継ぐために、翌年遺族が建てたもの。
一方、国道246号白根交差点脇の白根地蔵尊は、小さな子どもが交通事故で亡くなり、その供養と遺族の交通安全祈願の想いを汲んで、貞晃寺の住職や、地元の有志により1966年に建設。2001年に再建されたという。
この日は小下署長をはじめ、参列した交通関係団体の代表者たちが、地蔵尊に花を手向け、被害者への鎮魂や交通安全を祈願した。
小下署長は「あらためて一人ひとりの警察官の交通死亡事故は当事者だけでなく、その家族をも不幸にする事案であると意識し、悲惨な交通事故を1件でも防ぐためにも、佐藤さんの遺志を継いでいく覚悟で職務にあたることを決意した」と話した。
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