戻る

伊勢原 社会

公開日:2022.10.21

山王中1年、下山晴一さん
消防功労者として表彰
初期消火に貢献

  • (左から)下山貴之さん、晴一さん、和田消防長

 伊勢原市消防本部(和田健一郎消防長)が10月11日、市内子易で発生した火事の初期消火などに貢献したとして、下山晴一さん(山王中1年)を消防功労者として表彰。表彰式を行い、和田消防長が感謝状を贈呈した。

 消防本部によると、下山さんは9月11日の午後10時頃、自宅で家族とともにいたところ、外から「火事だ」と声が聞こえたため現場に向かった。すると隣の家の物置から炎が上がっていたため、父親の貴之さん(消防団員・第2分団)と祖父の博さん(元消防団長)らと協力し、庭のホースや、自宅の消火器、さらに自宅前の消火栓を使って初期消火。同時に、火元宅の90代のひとり暮らしの男性を安全な場所へ避難誘導したという。

 下山さんは「はじめて火事を間近で見たので怖かったが、早く消さなくてはいけないと必死だった。夢中でホースで消火を試みた。表彰されると聞いたときは驚いたが、消火できて良かったし、隣の人にけがなどがなくてほっとした」と話す。また、「まちの人の役に立つ活動だと思うので、将来は消防団に入ってみたい」と語った。

 和田消防長は「消防団の経験者がいたことが、被害の軽減につながった。人的被害もなく、初期消火に貢献いただきありがたい」と感謝の言葉を述べた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

伊勢原 ローカルニュースの新着記事

伊勢原 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS