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伊勢原 人物風土記

公開日:2024.06.14

伊勢原吹奏楽フェスティバルに出演する伊勢原市民吹奏楽団の代表を務める
本間 浩久さん
伊勢原在住 62歳

一番好きなのが楽団

 ○…伊勢原市民文化会館大ホールで6月16日(日)に開催される「第13回伊勢原吹奏楽フェスティバル」。市内の中高大学生バンドが出演する中、社会人バンドの代表としてイベントに花を添える。「社会人が出ることで、学生でなくても音楽に触れる機会があるんだというアピールになるのでは」と話す。

 ○…静岡県出身。小学校6年の時に、「巨人の星」のテーマ曲を吹きたかったことなどがきっかけで学校の鼓笛クラブに入会する。中高を地元で過ごし、進学した産業能率大学では吹奏楽部がなかったことから、先輩と愛好会を立ち上げる。大学生になり初めて自分のお金でトランペットを手に入れる。「今でも大事に保管している。メインでは吹いていないが、いつか機会があればお披露目したい」とほほ笑む。

 ○…市民吹奏楽団には大学入学と同時に入団。現在、団員は25人ほどで、90歳超の音楽愛好家も所属する。団の代表に就いて20年超、今年4月には結成45周年の定期演奏会を無事に成し遂げた。「他の市民吹奏楽団に比べて、うちは良い意味で『ゆるい』と思う。中高が厳しくて音楽が嫌いになった人や、挫折した人でも、皆と音を出す楽しさを思い出せるのでは」。楽団は「こうあるべき」というアマチュアのプライドをもたないのがポリシー。定期演奏会を機に市音楽家協会とも交流が始まった。

 ○…「一番好きなことは、と聞かれれば音楽」。システムエンジニアとして働きながら、常に音楽と共に歩んできた。団は今後50周年、60周年にむけて存続するために、世代交代が急務だという。「幸いにも次を任せられる人たちが出てきた。今後は引き継ぎをして、悠々自適に音楽を楽しみたい」と笑顔で話した。

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