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伊勢原 人物風土記

公開日:2024.07.26

いせはら生涯学習ボランティア協会の会長に就任した
梶田 紀子さん
東富岡在住 83歳

ボランティアが生きがい

 ○…シニアの健康や生きがいをテーマに様々な講座を企画・運営する、いせはら生涯学習ボランティア協会。4代目として歴代会長の路線を引き継ぎながら、新たな試みにも挑戦する。「協会は高齢化が進んでいる。これからは若い人にボランティア活動の意義や価値を感じてもらえるようにして、バトンタッチを進めたい」と意気込む。

 ○…横浜市生まれ。父親がアメリカ兵とも交流があり、英語が身近にあったことから、英語の教員を目指し横浜国立大学の英語科に進学する。「世の中は『でもしか先生』といわれていて、あまりイメージは良くなかった」。教員免許は取ったがこれからは企業で働いたほうが面白いと思い新設の「エアポートホステス」1期性として日本空港ビルディングに入社。カウンター業務や空港アナウンスなどで活躍する。28歳で結婚を機に退社。その後、近所の人に頼まれ、自宅で塾などを始める。

 ○…ボランティア活動の原点は、エアポートホステスでの経験だという。アナウンスの経験が「視覚障害者の役に立てるなら」と録音ボランティアサークルに入ったことがきっかけ。その後、さまざまなボランティア活動を通じ、ボランティア連絡協議会会長、姉妹都市委員会の委員長などを歴任。生涯学習ボランティア協会には結成時から参加・協力してきた。

 ○…「ボランティアが生きがい。喜んでくれる人がいるのがやりがい。自己満足かも」と笑う。華道の師範免許はあるが多忙で時間がとれないという。自分の力を人のために使いたいという思いで続けるボランティア活動。長年培ってきた福祉や国際交流の経験を生かし、伊勢原を誰もが暮らしやすいまちになるよう、力を発揮していく。

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