「自分の歯をなるべく残したい」というのは万人に共通する願いだろう。歯を失う原因で最も多い歯周病は、歯と歯肉間にできる歯周ポケットにプラークがたまり、細菌の感染によって歯周組織が破壊されていく疾患。心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、認知症の原因にもなるとされ、早期発見・早期治療が大切だ。

　伊勢原市のみやけ歯科（清水崇院長）と平塚市の湘南パーク歯科・矯正クリニック（上明戸健史院長）ではメディアでも数多く取り上げられている歯周病レーザーの治療器を新たに導入した。これは東北大学が開発した治療器で、新たな歯周病治療の選択肢として注目を集めている。

　同治療器は、超音波振動しているスケーラーの先端から過酸化水素水と青色のレーザーを同時に出す仕組みで、二つが歯周ポケットの中で合わさることで活性酸素の一種を発生させ歯周病菌を死滅させるというもの。従来の治療では届きにくかった歯周ポケットの深い部分にある菌の除去も期待できるという。

　治療は自費診療で歯１本につき１６５００円（税込）からで、そのほか相談、診査、診断の費用がかかる。処置には５分程度を要する。

　両クリニックとも「電話からの予約をお願いします」と話している。

みやけ歯科＆湘南パーク歯科・矯正クリニック

伊勢原市上粕屋696－10 平塚市真田3-2-10

TEL:0463-95-5454
TEL:0463-75-8817

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