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伊勢原 ピックアップ(PR)

公開日:2025.11.14

<伊勢原市>妙蔵寺で人形供養 地域への感謝込め

  • 魂抜きのお経をあげる阿部住職

 伊勢原市串橋にある⽇蓮宗・妙蔵寺(阿部全雄住職)で10月19日に地域の皆様への⽇頃の感謝の気持ちを込め、人形供養祭が執り行われた。80人以上の人々が来山し、約300体の人形が集まった。

 お雛様、五月人形、ぬいぐるみなど長年大切にしてきた人形は、それを持つ人の想いがこもり、処分しようとしても、なかなかできにくいもの。来山者からは「困っていたので本当に助かりました」と感謝の⾔葉と共に思い出の詰まった⼈形とのお別れを惜しみ、お焼⾹をしていた。

 また、同寺では、永代供養墓、樹⽊葬墓地があり、⾒学者も多く、当⽇申し込みしている人もいた。

 阿部住職は、「今後も地域の皆様と共に歩んでいく中で、お寺として少しでも貢献していきたい」と話していた。

新客殿も7月に完成、落慶奉告式も

 また、同寺では今夏に、新客殿も完成。7月27日には、「開山行学院日朝上人第五二六遠忌報恩題目講 並 新客殿落慶奉告式」が執り行われ、僧侶、檀信徒ら70人が参加した。

 式中には僧侶が新客殿に移動し、開眼の魂入れを行い、阿部住職から慶讃奉告文が読み上げられた。続いて建築に関わった事業所や建築設計事務所関係者に感謝状を授与した。

 阿部住職は「今日のこの日、仏天の加護と、皆さまのおかげでこうして式典をあげることができ、ここに至るまでの多難の歳月を思い起こしますと、感無量の思い」と語った。新客殿建立が、先代宇善上人の発願で、先代が生前にできなかった3つの大きな事業のうち二つを先代に代わり実現できたことに触れ、「きっと、先代を始め、歴代上人・寺族をはじめ、皆様方のご先祖様がお喜びになられていることと確信している」とし、客殿が多くの関係者の思いがつもった建物であることから「多くの人たちの思いを背負いながら、これからも寺が、皆様とともに法華経の教え・よき生き方を学び合える道場となりますように精進してまいります」と謝辞を述べた。

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開山行学院日朝上人第五二六遠忌報恩題目講 並 新客殿落慶奉告式の様子

寶上山 宝上山 妙蔵寺(ほうじょうざん みょうぞうじ)

〒259-1136 神奈川県伊勢原市串橋182

TEL:0463-95-3342

https://temple.nichiren.or.jp/0071020-myouzouji/

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