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伊勢原 人物風土記

公開日:2024.08.30

ライオンズクラブ国際協会330-B地区のガバナーに就任した
倉田 雅史さん
60歳

「ライオンズの存在感示す」

 ○…神奈川、山梨の両県などを管轄するライオンズクラブ国際協会330―B地区。奉仕に取り組む135クラブのトップに就いた。就任前から米国研修や組織体制づくり等に追われたが「7月から期も始まり、改めて力が漲ってきた」と笑顔を見せる。コロナ禍の停滞から本格的な脱却を目指し『取り戻そうライオンズの魅力!残そう未来へ足跡を!』とのテーマで1年を駆け抜ける。

 ○…父親が興した(株)東海ビルメンテナスに20代後半で入社するも5年後に父親が急逝。代表として奔走していた30代後半、取引先から「仲間ができるぞ」との進言で小田原白梅LC(ライオンズクラブ)に入会。大先輩から若手まで分け隔てない交流で輪が広がった。「仲間に助けてもらい、それまで辿ってきた父親の道から、自分なりの事業運営もできるようになった。メンバーはこれからも私の財産です」

 ○…クラブのガバナー経験者で、雲の上のように感じた先輩から「話が来たらチャレンジしろよ」との一言が胸に残る。「実際の動きを見て大変だなとは思いましたよ」と振り返るも、チャンスが巡ってきた時には心を決めた。地区クラブ行事や20以上の委員会に出席し、海外へも赴く。朝は会社の業務に従事し、午後からはガバナーの任務と多忙だが「趣味のゴルフとカラオケの予定も入れているから大丈夫」と大きく笑う。

 ○…経営者の集まりという従来の認識から奉仕にフォーカスした組織へ、周囲の考えも変えたいという。「行政ではできない領域の担い手として存在感を示したい。現代ニーズに沿って『LC、頑張ってるんだ』というPRも必要」。異業種の交流が生涯の仲間になる、自らの経験も糧に「多彩な魅力をすべてのクラブと共有していきたい」と意気込みを語る。

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