JICA海外協力隊として1月からガーナに派遣される 田中 厚好さん 板戸在住 23歳
アフリカの力になりたい
○…JICA海外協力隊の2024年度2次派遣隊に選出され、来年1月から2年間、アフリカのガーナで活動する。活動するのはガーナのフリースクールで、子どもたちにパソコンの操作方法やメンテナンス、図書館の蔵書管理などを行いながら地域の発展に尽力する。
○…伊勢原小学校出身。中学からは市外の私学に進学する。中学2年の時に講演会でウガンダの内戦の話を聴きアフリカに関心をもつ。「子どもの兵士が戦っていることに衝撃を受け、戦争を解決する仕事がしたいと思った」。国際交流が盛んな上智大学に進む。入学後に一人旅やボランティアで海外に行く計画だったがコロナ禍で海外に行けなくなり、それなら日本に住むアフリカ人を助けようと、NGOのインターンなどに参加する。高校の恩師の助言もあり、3年の秋からイギリスに留学。ウガンダや欧州各国を訪れ、ウガンダでは元子どもの兵士に会い、卒論にまとめた。
○…将来アフリカに関わる仕事に就きたいと思うようになり、JICAに応募。途上国に住み、その土地や人々と関わることが重要な経験になると考えた。「派遣後もアフリカに残って仕事がしたい。イギリスやアフリカの大学院で学びたい思いもある。国連でも働きたい」と目を輝かせる。
○…小学校から15年愛用している大山こまがあり、留学先にも持参。イギリスでは日本イベントでこま回しを披露した。「自分を知ってもらうツールになっていて、海外の子どもたちともすぐ打ち解けられる」。人や子どもと関わることが好きで、前向きな性格。持ち前の明るさから留学先でも多くの人と繋がり、「現地の人たちに受け入れられるか少し気になるが、今は楽しみしかない」とほほ笑む。
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