市内下谷地区と小稲葉地区の境にある市道4号線にこのほど、「あっ!」とだけ書かれた路面標示が設けられた。歩行者の安全な通行確保にむけた対策で、市はドライバーのスピード抑制などに期待を寄せている。
道路に白色で大きく「あっ!」と書かれた特殊な路面表示があるのは、市内下谷の沖小稲葉バス停付近の市道4号線の両車線。同所は大田小学校の通学路となっていて、横断歩道があり、「横断歩道あり注意」や「危険スピード落とせ」などの看板が設置され、ドライバーに注意喚起を行っている。
しかし児童が横断歩道で待っていても、車両が止まらないことが多く、今年に入り近隣住民から「何とかしてほしい」という声があがり、道路管理者である市と伊勢原警察署が共同で対策を検討。横断歩道前での停止や車両のスピード抑制を図るため、二宮町の小学校付近の道路などでも実施されている「あっ!」の路面標示を9月21日に施工した。
市土木管理課では「まだ2カ月ということもあり事故件数の減少などの報告はないものの、ドライバーへの注意喚起になり速度抑制につながれば。ドライバーの運転モラルに期待したい」と話す。さらに「要望があれば他の地域でも表示の設置を検討する」としている。
道路標示には道路法に基づいた「指示表示」と、法令に基づかない「法定外表示」と呼ばれるものがあり、よく見かける「止まれ」などが該当。今回設置された「あっ!」も法定外表示にあたる。発祥は2013年の東京都多摩区の幼稚園付近の道路に設置されたものだという。
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