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伊勢原 人物風土記

公開日:2025.02.07

伊勢原市ママさんバレーボール連盟の会長を務める
上妻 不二子さん
東大竹在住 58歳

バレーは大切な居場所

 ○…ママさんバレーボールサークルとして発足し、1974年に伊勢原市ママさんバレーボール連盟として活動を開始してから半世紀。2月2日に市体育館で50周年記念大会を開催した。20代後半から60代前半まで80人超が在籍、現在6チームがしのぎを削る。

 ○…福岡県生まれ、父親の転勤で伊勢原へ。大田小学校、伊勢原小から伊勢原中学校を経て大秦野高校へ。小学校の頃、子ども会の行事で参加したバレーボール大会がきっかけでバレーボールに惹かれ、中学校、高校でもバレーボール部に所属した。高校では部長も務め、「バレーボールに余計なものはいらない」と髪もスポーツ刈りにしていたほど。「他人より上手くなりたいという思いしかなかった。食事と同じくらい生活の一部で、とにかく気だけは強かった」と笑う。

 ○…専門学校を卒業後、半導体の商社に勤め20年、その後実家の飲食店を手伝うように。伊勢原に戻った頃から仲間のバレーボールチームに参加。45歳の時に今も籍を置く「たけぞのクラブ」から声が掛かる。2019年に頭の動脈瘤手術をした際、チームの仲間から励ましの言葉をもらい、仲間のありがたさを改めて感じた。「担当医にバレーボールができる体に戻してくれってお願いして、3カ月後には試合に出ていた」と笑う。

 ○…3年前には父親の介護もあり、バレーが思うようにできない時期もあったが、父親が寝ている間に練習に出かけたこともあった。「少しの時間もストレス解消になった。病気の時や親の介護など節目でバレーに救われた。私にとって大切な居場所」。昨年から務める会長職。今後の目標にチーム数の増加を上げ「魅力を発信して、仲間を増やしたい。あと2チームはほしいですね」

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