#iseharathings 地域ブランド「イセフォルニア」で地域活性化 洋品百貨 YAMATOYA橋本光正さん
市内伊勢原にある洋品百貨YAMATOYAの橋本光正さん(43)が、地域ブランド「イセフォルニア」を立ち上げ、地域活性化に取り組んでいる。
橋本さんは、300年以上続く老舗店「大和屋」の13代目。もともとは家業を継ぐつもりはなく、アパレル業界で働いていた。しかし、父親が体調を崩したことをきっかけに戻ることに。だが、橋本さんが戻ってきた当時、客層の高齢化が進み、廃業も考える状況だった。「店を存続させたい」と、思い切った方向転換を決意する。
憧れていたカリフォルニアをイメージし、2013年に店舗をリニューアル。その際に伊勢原とカリフォルニアを融合させたブランド「イセフォルニア」を思いついた。最初に制作したのはブランド名を胸にプリントしたTシャツ。「思った以上に地元の人たちが喜んでくれた」と感触を得た橋本さんは、日本遺産・大山とヤシの木を組み合わせたロゴを考案し本格的にスタートさせた。
商品のデザインにも地元イラストレーターを起用するなど地域に密着。また、地元企業、商店とのコラボも積極的に行い、酒店では、ロゴのヤシの木部分を酒のイメージに変えるなど、柔軟なデザイン展開が特徴だ。「ここまで続けてこれたのはみんなの伊勢原愛のおかげ」と笑顔。
毎月第3土曜日には店舗前で「イセフォルニアマーケット」を開催し、地元店舗が出店するなど、地域交流の拠点としての役割も担う。芝生の休憩スペースを設け、地域住民や子どもたちの憩いの場も提供する。「イセフォルニアを地元の人が誇れるブランドに育てたい」と橋本さん。地域を盛り上げる牽引役として、活躍が期待される。
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一旦、最終回です11月12日 |
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