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伊勢原 人物風土記

公開日:2025.06.27

伊勢原市商店会連合会の会長を務める
二宮 真一さん
伊勢原在住 62歳

伊勢原の「心臓」を動かす

 ○…「商店会はまちの賑わいのまさに心臓部、その鼓動が伊勢原の活力を生み出す」。商店会のまとめ役として新たに就任。大型店の台頭やインターネット販売の隆盛、そして商店会の高齢化と後継者不足…直面する課題は山積だ。イベントなどに加え、「独自のサービスや技術を持つ店が生き残る」と、魅力掘り起こしや補助金申請など、一歩踏み込んだ支援体制を整えていくという。「看板一つとっても、まちの印象を決める大事な要素。色あせたままじゃ、もったいない」

 ○…1点からでも製作できるオリジナルTシャツなど、プリント商品を取り揃える「マッチボックス」を経営。父親が創業した衣料品店を20年前に現在のスタイルに転換。ネット販売が主流の時代にあっても、「人が動くことで生じるコストは同じ。丁寧な仕事が重要」と全国各地から注文が後を絶たない。「70歳になったら引退」と冗談めかしながらも、専門性を生かし「伊勢原の観光振興を盛り上げたい」と地域に根ざした活動にも意欲を燃やす。

 ○…少年時代は秦野と伊勢原で過ごし、大学卒業後は横浜の衣料品店に修行へ。「予算よりも高い商品をいかに買ってもらうか」と接客技術を磨いた。しかし、27歳で家業を継いだ最初の3日間で、まさかの挫折を経験。「地域に合わせた商いがある」と商売の軸を「信頼関係を築くこと」へとシフト。東日本大震災やコロナ禍などの困難も「信頼」で乗り越えられたと語る。

 ○…年に一度の長期休みは、奥様と車で各地の名所や名物を堪能。「目指すは全国制覇。初めての場所は心躍る」。趣味のゴルフは、地域の仲間と過ごす大切なひと時だ。仕事に遊びに「まだまだ面白い事がいっぱい」と目を輝かせた。

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