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公開日:2025.07.11
伊勢原市
仕事と子育ての両立推進
市長が職員と直接対話
伊勢原市は、「市長とパパママ職員の座談会」を7月4日から11日にかけて13回にわたり実施している。以前行われた若手職員との座談会に続くもので、市長と2〜4級職員のうち、小学生未満の子どもを持つ職員49人がそれぞれの視点や考え方を共有し、相互理解を深めることで、風通しの良い職場環境を築くとともに、職員が仕事と家庭双方を充実できる職場を目指すもの。
伊勢原市では、現状、時差出勤や育児休業、部分休業制度などが導入されている。
4日の第1回目の座談会では、若手の職員が自身の育児と仕事の両立について具体的に語った。5歳と1歳の子どもを育て慌ただしい日常を送るという男性職員は、「家事がほとんど何もできていない」と苦笑いを見せる場面もあった。しかし、市役所の働き方制度には満足しており、時差出勤や育児休業(1ケ月取得経験あり)の取得しやすさ、職場のフォロー体制に感謝の意を示した職員もいた。一方で、「部分休業の対象年齢を現状の小学生未満から小学3年生まで引き上げてほしい」という声や「業務によっては残業が必要で帰宅時間の調整が難しい場合がある」「人手不足を感じる場面がある」などの意見も出た。
萩原鉄也市長は、職員の声に耳を傾け、自らの子育て経験も交えながらアドバイスを送った。職員からは「同じ境遇の方の話が聞けたのが良かった」「市長にわかってもらえた」といった前向きな感想が聞かれた。
市では、座談会での意見を取りまとめ、今後の制度の検討材料にしていくという。
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