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伊勢原 文化

公開日:2025.07.25

石田子安神社
半年の穢れ払う夏越大祓
湧水池で水神祭も

 伊勢原市石田の子安神社(宮本佳昭宮司)で7月20日、半年間の穢れを払う夏越大祓が執り行われた。

 この日は神事関係者ら約30人が参列。社殿で参列者を前に神事が厳かに行われ、宮司による祝詞の奏上や、人の形を模した紙の人形などで全身を撫で、息を吹きかけ、自身の半年間の穢れを払う「自祓い」を行い、参列者による玉ぐしの奉納なども行われた。

 その後、参列者らは神職に続き列を作りながら、境内に設置された茅の輪をくぐり、それぞれが残り半年間の無病息災などを祈っていた。

 宮本宮司は「知らず知らずについた穢れを祓い、清々しい気持ちで残り半年間を過ごしていただければ。厳しい暑さが続くがご自愛頂きたい」と参列者らに声を掛けていた。

 夏越大祓の後、同地区内で200年以上の歴史があるとされる湧水池に移動。水神祭が行われ、玉串を奉納するなど、水の恵みに対する感謝が捧げられた。

石田の水神様

 同神社によると、庚申塔は不動明王像を上にいただく庚申供養塔。建立は1756年で現在は2代目。

 稲作農家にとって水は生命であることから地元では、現在は石祠などが見あたらないが湧水・遊水池全体を水神が宿る場所として、また大切な水が枯れないように池の渕で守っている不動明王とともに、古来より神職にお願いし、祀っているという。

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