伊勢原 文化
公開日：2025.07.30
安全を祈願し、開門
大山で夏山開き
大山阿夫利神社下社で７月27日、江戸時代から続く伝統行事「夏山開き」が行われた＝写真。
かつて大山は、夏山期間とされる１カ月間以外は登拝が禁じられており、大山阿夫利神社下社にある「登拝門」が閉ざされていたが、１９６５年の国定公園指定を機に、年間を通し登拝門が開かれるようになった。
この日は、登拝門の鍵をもつ日本橋小伝馬町の「お花講」が開門を行い、「さんげ、さんげ、六根清浄」の掛け声を唱えながら、山頂へと続く石段を上り、これから本番を迎える夏山の安全を祈願した。講元の大野秦昭さん（73）は、「年々こうした行事は参加者が少なくなっているが、昔からある伝統を次世代につなげていくことが大事」と語った。
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