伊勢原 社会
公開日:2025.08.20
伊勢原高校将棋部
一局が紡ぐ地域交流
オレンジカフェに協力
伊勢原市にある県営峰岸団地集会所で8月14日、伊勢原高校将棋部の生徒が高齢者と将棋を通じて交流するイベントが開催された。これは、伊勢原西部地域包括支援センターが主催する「オレンジカフェ」の一環だ。
将棋好きの認知症当事者が地域にいることから、より多くの人と将棋を指せる機会を作りたいと考えた同センターが、伊勢原高校に協力を依頼。顧問の新井裕さんは「部員にとって良い経験になる」と参加を快諾。将棋部の生徒5人が、認知症の人や地域の高齢者と真剣な対局や手ほどきを楽しんだ。
部長の永井琉希さんは、顧問から話を聞いてすぐに参加を決めた。普段は控えめな部員が積極的に参加したことを喜び、地域の人々との交流が自身の成長につながったと語る。
参加者は、「初めての将棋だったが、生徒に丁寧に教えてもらい、とても楽しかった」と笑顔を見せた。センター職員の岩間房子さんは、今回のイベントが開催できたことへの感謝を述べ、「今後も企画を続けたい」と話した。
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