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伊勢原 人物風土記

公開日:2025.08.29

いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会の会長をつとめる
蔦本 明さん
岡崎在住 78歳

皆に楽しんでもらいたい

 ○…「観ボラ」の愛称で親しまれている「いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会」。毎月さまざまなウォークイベントを企画し、予約不要で誰でも参加できることから、市内外から多くの参加者が集まる。現在は30人ほどの役員を中心に130人超の会員が登録。9月30日(火)には日向の彼岸花と古寺を巡るウォークを企画している。「コロナ禍で参加者が減少したが、徐々に戻りつつある。課題は会の高齢化」と話す。

 ○…長崎県佐世保市出身。地元の佐世保重工(株)に入社し2年後には東京の本社に転勤する。本社では労働組合の支部長などを任され、その後訪れる造船不況のあおりを受け、労組の支部長という立場上、人員整理問題の矢面に立つことに。「親と同世代の人の相談を受けることに苦しくなり転職した」と振り返る。

 ○…観ボラに入会したのは15年ほど前。孫の誕生を機に、娘夫婦が暮らす伊勢原に移り住んだことがきっかけ。「定年退職し時間があった。伊勢原を知りたくてウォークに参加しているうちに誘われた」とほほ笑む。5月の役員会で推薦され会長に就任。「断る理由がなくて」。ガイドのため花の名前を覚え、日向薬師や大山寺などが所蔵する仏像に興味を持ち、自ら交渉して写真に納め、ガイド資料を作成した。

 ○…雨岳ガイドの会で副会長も務めるなど多忙な毎日を送る。「現役の時より忙しい。予定がないのは月2〜3日」。取材の途中にもイベント依頼の着信が。熱中症や転倒事故など万が一に備え、ガイドのスタッフを増員。役員らに向けたAED講習会も検討中だ。「役員らの危機管理への意識が高まっているのは良い事。参加者の皆さんに楽しんでもらえるよう、会の整備につとめたい」と意気込む。

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