伊勢原 人物風土記
公開日:2025.09.05
伊勢原市食生活改善推進団体「かつらグループ」のリーダーをつとめる
越水 敦子さん
桜台在住 79歳
「ありがとう」が大事
○…「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに地域で食育を通じた健康づくりを推進していくボランティア。地域の公民館などで料理講習会を開催し、健康づくりの知恵や工夫を広めている。南公民館を拠点に活動する「かつらグループ」は現在12人の食生活改善推進員(ヘルスメイト)が活動。申し込みは定員に達しているが、9月6日(土)には缶詰などの備蓄品を使った防災料理教室を開講する。
○…伊勢原市比々多の出身。25歳で結婚。地元の青年団体など地域活動に積極的に参加してきた経緯から、結婚後に地域婦人団体に参加。50歳を迎えた頃、保健所で推進員養成講座などの講習を受け食改に。正月のおもてなし料理教室や、節分の恵方巻きづくり教室などで講師としてメンバーをまとめる。「思った事を言い合える雰囲気がうちの良い所。皆が協力して動いてくれるので安心して任せられる。あとは次の世代への引継ぎ」とほほ笑む。
○…料理好きは母親譲り。地域活動に熱心だった母の背中を見て育ったことから自身もいつしか同じ道を歩むことに。母が当時料理のレシピを書き記していた手帳が宝物。「今でも時々見返すけれど、分量が昔の単位なので分からない」と目を細める。教室の参加者から「美味しかった、また来たい」と声を聞くのがやりがい。「家の事を放っておいても食改の活動は楽しい」
○…結婚を機に勤めていた会社を退職。復職の機会を逃したことが心残りだが今、会の活動などで外出することが元気の源。「夫は本当は私の薄味より味の濃い料理が好きで、私がいない時に料理している。ケチをつけることもあるが、日々『ありがとう』は欠かさない。それが大事よ」と笑顔で語る。
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