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伊勢原 人物風土記

公開日:2025.09.12

大山阿夫利神社秋季例大祭保存会「阿夫利睦」の会長を7月から務める
三橋 朗(あきら)さん
厚木市在住 66歳

若い世代とのパイプ役に

 ○…大山阿夫利神社の秋季例大祭の保存と後世への継承を目的に、地元有志で1992年に発足。例大祭の神輿渡御、春の桜祭りをはじめ、昨年は、台風10号で被害のあった大山桜の散策路整備も手掛けた。「これまでの伝統を受け継ぎ、先代が築いてくれたつながりをなくさないようにしたい。入会希望の若者も少しずつだが増えてきた。若い世代とのパイプ役になり、次の世代につないでいきたい」

 ○…生まれも育ちも伊勢原。高校を卒業後、会社員生活を送るが、結婚を機に磯崎絞に転職。阿夫利睦の前会長である磯崎氏に誘われて参加して以来30余年、副会長として支えてきた。「例大祭のお下り・お上りは、終わった時の達成感が何よりも代えがたい。年々きつくなるけれど」。道灌まつりの茅野市との姉妹都市パレードでは、昼の部に唯一沿道を練り歩くことができ「大勢が見守る中、神輿を担げるのが最高の気分」と楽しそうに語る。

 ○…30代の頃、友人からバレーボールの助っ人を頼まれ、小学校3年から高校卒業まで剣道で鍛え、運動に自信があったが「まったくダメで、悔しくて自分でチームを作った」。今はソフトバレーになったが月に2〜3回、ママさんバレーのコーチも週1回続ける。「磯崎さんに監督をお願いした時、『俺が監督になる以上、絶対潰すな』と言われたから今も約束を守っている」と笑う。

 ○…父親の体調悪化もあり、定年を機に両親が大山で営む食堂を継いだ。飲食業という畑違いの仕事に戸惑う毎日に、「若い頃は店を継ぐとは考えもしなかったが、50年続いた家業をなくしてはいけないという思いが芽生えた。コロナ禍もあり、実質、稼働は3年ほど。まだまだ駆け出し、勉強の毎日」と笑う。

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