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伊勢原 人物風土記

公開日:2025.10.03

第58回伊勢原観光道灌まつりのポスターを制作した
兵藤 百華さん
東海大学教養学部芸術学科3年

「好き」をこれからも

 ○…「駅にポスターが張り出されていて、ビックリした。ちょっと恥ずかしい」とほほ笑む。池村・熊谷ゼミ(通称)所属の学生が作成した7つのデザイン案から、道灌まつり実行員会の広報宣伝部会が投票を行って採用された。「鷹狩り行列の写真を見て、道灌が矢を射るポーズをメインにして、迫力を出したかった。まつりの晴れやかな雰囲気を表現しようと青空にした。過去の作品をいろいろ見て、自分らしさを出したかった」

 ○…群馬県出身。小さい頃から絵を描くことが好きで、特に女の子の絵が得意だった。「両親が褒めてくれたことがうれしくて、それからたくさん描くようになった」と振り返る。高校生の頃には本格的に絵を描くことが好きになり、デザインなど多くを学ぶために芸術学科に進む。

 ○…イラストを描くのが趣味で、作品をSNSに投稿したりもしている。「自己満足です」。本の表紙のデザインに惹かれる。タイトルやイラストが重なり、組み合わせが見ていて楽しいのだとか。「恥ずかしいんですけど、マンガもジャンルを問わず大好きなんです」。お薦めは「サンキューピッチ」という高校野球を題材にした作品。「1日に3球しか投げられないんですよ」と目を輝かせる。

 ○…道灌まつりをテーマに選び、まつりのことを調べ、最初にラフで描いたのが今回の構図だった。敢えて顔を描かなかったのはポーズに注目して欲しかったから。弓の持ち方が違い、何度か描き直しもあったが「選ばれてうれしかった。経験の一つになり、今後に活かせそう、自信にもなった。両親も喜んでいる」と笑顔で語る。「卒業後は模索中」とのことだが、幼い頃からの「好き」を貫き、着実に目標に向かって進んでいる。

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