伊勢原 人物風土記
公開日:2025.11.07
伊勢原市商工会経営支援担当職員としてさまざまなプロジェクトを手掛ける
樋口 眞央さん
東大竹在住 33歳
人と店をつなぐ仕掛け人
○…「いせはらハロウィン」や新企画の「ぶらりはしご酒」、「プレミアム商品券」など、伊勢原市商店会連合会のプロジェクトを裏方として支える。「毎年同じことをやる、ではつまらない」と常に変化を求め、攻めの姿勢を崩さない。特に「はしご酒」ではこれまでのイメージを刷新。自ら撮影に同行し、PR動画のSNS発信にも初挑戦。店の”人柄”を伝えることで、「入りづらい個店のハードルを下げたい」と熱い思いを語る。
○…情熱の原点は商店街。親族が商店を営んでいたこともあり、「小さい頃から伊勢原市の商店街の皆さんに育てられてきたようなもの。遊び場でした」。大学でプロスポーツのマネジメントを学び、ベルマーレなどの企画も経験。消防士を目指したが縁がなく、たまたま目にした商工会に新卒で入会した。青年部の担当時代には大山こまによるこま回し世界記録に挑戦。「英語での書類手続きや翻訳の手配など、見えない部分が本当に大変で…」。事務局の困難を乗り越え、達成した経験は今も忘れられない。
○…都内への出向を経て伊勢原に戻った現在は、商工会の本分である「個社支援」にも注力。「国の補助金は、どう申請していいか分からない事業者がほとんど。無事に申請が通り、お店が良い方向に変化した時。『ありがとう』と言われると、本当にやってよかったなと思います」。
○…毎朝5時からジムで鍛え、中学時代に始めたバスケットボールを今も続ける。大型バイクやスキューバのライセンスも持ち、趣味はグルメ目当ての一人旅。酒は飲めないが、旅先のバーで現地の人と交流し、得たエッセンスを仕事に活かす。「起こること全てに意味がある」と生まれ育った街を全力で盛り上げ続けている。
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