伊勢原 社会
公開日:2025.12.26
伊勢原市が「道の駅」検討
市民アンケートでニーズ調査へ
伊勢原市は、「道の駅」の整備に向けた検討を進めている。市は事業化に向けた市民ニーズを把握するため、12月15日からアンケート調査を実施している。
市担当者によると、本件は昨秋、市内在住者から寄付の申し出があったことに端を発する。これを受け、以前より挙がっていた道の駅構想を前進させ、観光振興および防災機能の強化を図る方針を固めた。現状は「事業化に向けた入り口の段階」のため、具体的な建設地や規模、予算などは未定としているが、候補地として国道246号沿いを検討しているという。
内陸の強み活かし防災機能も視野
新たな道の駅のコンセプトとして、重視しているのが「防災機能」だ。近隣市の沿岸部とは異なり、内陸に位置する伊勢原市の特性を活かし、首都直下型地震などの大規模災害時に機能する拠点をめざす。具体的には、東海大学医学部付属病院、伊勢原協同病院などの医療機関と連携し、トリアージスペースの確保や、物資・傷病者の搬送拠点としての活用を視野に入れている。市は「普段は地域振興の場、災害時は防災拠点としての役割をもった市民の命を守るインフラとして整備したい」と意欲を見せる。
整備にあたっては、国道246号を管理する国(国土交通省)や神奈川県にもすでに要望書を提出。道路管理者が道路空間(駐車場・トイレ)を整備し、自治体などが地域施設を整備・運営する「国道一体型」で、効率的な施設整備と地域連携を図る考えだ。
市は事業の具体化に先立ち、市民の意見を計画に反映させるため、「道の駅」に期待する機能などについてのアンケートを企画。市の公式LINEやウェブサイトのほか、市役所窓口、公民館などの公共施設で回答が可能だ。担当者は「市民の生の声を聞く機会。多くの意見を集めたい」と協力を呼びかけている。期間は来年1月15日(木)まで。
- 関連リンク
- アンケートリンク(LINE)
ピックアップ
意見広告・議会報告
伊勢原 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











