戻る

伊勢原 経済

公開日:2026.01.01

温かさと商いの心で、新しい時代の門前町へ
伊勢原市商工会 高橋宏昌会長

 ─伊勢原の現状をどう捉えていますか。

 伊勢原はバランスが良いまちですが、今後は「大山の麓にある商業のまち」として、ある程度「特化」していく必要があります。ただ物を売るだけでなく、知恵と工夫で勝負する。そんな本来の商人の姿に立ち返り、大山という資源を活かすことがポテンシャルを引き出す鍵だと考えています。

 ─商工会の役割と、最近の取り組みについて教えてください。

 商工会は、厳しい時こそ道を照らす「まちの灯り」でありたい。そのために、会員同士を「繋ぐ」交流に力を入れています。また、一昨年から派手な「スター」ではなく、地域を長年支えてきた「プラネット(惑星)」のような隠れた功労者を表彰する制度を開始しました。知られざる名店や職人に光を当てることで、まちの奥深さを再発見する機会として続けたいと考えています。

 ─今後のビジョンを教えてください。

 このまちの魅力は外の人を歓迎する「人の温かさ」。これから伊勢原駅周辺の再開発が進みますが、他と同じようなビル街を目指す必要はありません。伊勢原には伊勢原の「型」があります。大山文化を背景にした「門前町」として、情緒あるまちづくりを目指して勉強していきたいですね。

 ─今年の漢字一文字をお願いします。

 「繋(つなぐ)」です。商売の原点である人と人との繋がり、そして歴史と未来を繋ぐことで盛り上げていきます。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

伊勢原 ローカルニュースの新着記事

伊勢原 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS