12月14日にヌーボゆずわいんを発売した清川村商工共栄会の会長 落合 邦雄さん 清川村煤ヶ谷在住 58歳
若飲みの味を楽しんで
○…「鮎で言えば若鮎。ピチピチの”若飲みの味”を楽しんでほしい」と釣り場の経営者らしい表現。2005年に地域振興を目的に同会が企画し、生産が始まった「清川ゆずわいん」。豊かな自然の中で育った村内産のゆずが醸す芳醇な味わいが人気で、毎回発売すると売切れ必至の人気商品だ。今年は、製造元の提案から出荷後4週間で完成するヌーボの話しが持ち上がり、このほど完成。12月14日から村内8カ所で300本限定販売されている。
○…村内の商工業者らで構成される清川村商工共栄会。今年はヌーボわいんに加え、毎月1回、村役場前での買物支援事業・出張市場をスタート。人出も順調で「出店者のピーアールにもなるし、訪れる人の交流の場にもなっている」とにこやか。ステージショーに似顔絵、野菜詰め放題など、毎回趣向を凝らした特別コーナーが人気で来場者を飽きさせない。「いろいろな人の話を聞いて新しいことを取り入れたい」とも。
○…社団法人日本空手協会神奈川県本部の本部長。中学・高校時代はテニス部に所属していたが、大学入学時に「心身を鍛えたい」と一念発起し空手を始めた。以来、生涯武道が合言葉。「おかげで身体は丈夫になった。仕事を休んだことは一度もない」と胸を張る。後進の指導や普及活動にも余念がなく、平成21年にはその功績が認められ、空手協会最高の栄誉とされる「日本空手協会精励賞」を受賞している。
○…生まれも育ちも清川村。愛するふるさとは「水と空気と環境が最高。自然の宝庫だよ」とめがねの奥で目を細める。釣り場の経営に休みはなく、年末年始もゆっくりはしていられないが「いつものこと」と。趣味を聞くとこんな答えが返ってきた。「お料理とお花作りです。自家製みそもつくります」と。してやったりの笑顔で。