水野さんに医療功労賞 歯科充実に尽くす
厳しい環境の中でも活動を続け、実績を残している医療従事者を表彰する「医療功労賞」(読売新聞社主催・厚生労働省ほか後援)に、水野歯科医院(厚木市中町)の院長、水野修さん(71歳)が選ばれた。同賞は1972年に創設され今年で42回目。今回は全国から国内・海外部門合わせて91人の推薦があり、3回にわたる審査を経て、17人が選ばれた。県内では水野さんのみ。
水野さんは1983年に家族旅行で伊豆諸島を訪れ際にたまたま宿泊した民宿で、新島の歯科医療機関が不足していることを聞き、高齢者を中心とした訪問診療を開始した。「当時入れ歯のメンテナンスなどは船中泊して東京まで行かなければならなかった。力になりたかった」と水野さん。休暇を利用して、航路が整うまで年に数回、約20年間に渡って続けた。
また厚木歯科医師会の一員として、障害者歯科の発展にも尽くしてきた。福祉団体と協力して障害者のためのコンサートを開催したことを機に、連携を深めることで歯科診療を気軽に受けられるようにしたほか、専門医を招いて障害児に多い摂食・嚥下発達障害の支援に力を入れた。受賞はこうした幅広い活動が評価されたもの。水野さんは「私1人の力ではなく皆で取り組んだ結果。今後も地域歯科診療の充実を目指していきたい」と話した。
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