愛川・清川版 掲載号:2019年5月1日号 エリアトップへ

「何が必要か」を常に模索

社会

掲載号:2019年5月1日号

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観光担当の一本化など、独自の施策を打ち出す岩澤村長
観光担当の一本化など、独自の施策を打ち出す岩澤村長

―平成を振り返って想いをお聞かせください

 「教育長や村長への就任が大きな出来事ですが、宮ヶ瀬ダム建設も私にとって大きな出来事です。私は当時の企画財政課職員として水の郷交流館オープンも担当しました。清川を離れなければならなかった274世帯、1104人の村民のご協力があってダムが実現しています。郷里を思い出せる場所として、ご協力いただいた方がいたことを伝えていく場所として、思い入れがあります」

―新元号「令和」の時代が始まりました

 「日本が戦争に巻き込まれなかった平成という時代を繋いでいく、馴染みやすい元号ですね。古くから今に続く日本の文化ですから、元号を大切にしていく事は良い事だと思います」

―新時代の清川の課題と対策をお聞かせください

 「少子高齢化は急速に進んでいますが、人口はすぐには増えませんし、全国的な問題で人の取り合いをしてもしょうがない。清川の魅力をしっかり発信して『住んでみたい、住み続けたい』と思えるようにしていきたい。特に子育て支援については歴代村長が一生懸命取り組んできました。サービスを増やし、子育て世代になった時に清川で育てたいと思ってもらえるようにしていきたい。村を支えてきた大先輩である高齢者の方々も大切にしていきたい」

観光振興は新たなステージへ

―村の組織体制についてはいかがでしょうか

 「私は村職員として『何が求められているか、何が必要か』を常に考えて取り組んできましたが、村長になった今も変わりません。清川村に求められている観光の推進を実現するために、宮ヶ瀬地区のイベントやローカルイノベーション拠点施設の担当を産業観光課に移管するなど、観光部門の担当課を一本化しました。課の職員皆が観光振興に向けて創意工夫することで、より良いものができてくると思います。また、全職員には、村民の方たちが来庁された時に『うちの課じゃないな』と見送るのではなく、先に挨拶し、声をかけるように言っています。来庁された方が『転入してきた』ということなら、『では住民課へ』と案内する。学校に通っている子どもがいて転校のことなら『教育委員会ですね』など、様々な会話で自分の勉強にもつながります」

―ローカルイノベーション拠点施設は本格的に運用がはじまりました

 「食事をする場所が少ないのは清川村の課題でした。レストラン『四季』は村の食材を楽しめるイタリアンということで、今までと違った魅力になると思います。特産物研究室ではお茶やゆずを使った恵水ポークのソーセージなど開発が進んでいます。道の駅も好調です。今は農産品など生産量増加が課題ですね。農業者の新規参入も必要ですが、獣害対策が急務です。私の家庭菜園もシカに全部食べられちゃいました」

―新時代を迎え、村民へのメッセージを

 「平成を引き継ぎ、平和な村にしていきたいですね。近年は自然災害も多く油断できなくなっています。皆さんが生活で苦労しないように、安心して安全に暮らせるように、良い時代にしていきたい。『当たり前のこと』と思うかもしれませんが、普通のことがなかなか普通でいられない世の中では、普通でいられることが一番贅沢な望みなのかもしれないですね」

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