愛川・清川版 掲載号:2014年5月23日号 エリアトップへ

町民活動応援事業から福祉用具の新製品を開発したNPO法人たくみ21の理事長 原田 太郎さん 愛川町中津在住 73歳

掲載号:2014年5月23日号

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ものづくりで新たな歩み

 ○…エスカレーターや車の乗り降り、そして買い物の清算時…。片麻痺がある自身にとって、日常生活の中で杖のやり場に困る場面が少なくない。そこで考案したのが磁石式杖立てだ。準備から約9カ月。このほど商品化を迎えた。「NPO法人たくみ21」は、福祉機器評価モニター制度の応募者有志によって生まれた福祉のものづくり集団。不便を感じている人の一助になればと自助具等の研究・開発に取り組んでいる。

 ○…大学卒業後に物流企業へ就職。その後54歳で会社をリタイアし、都内で夢だった居酒屋をスタートさせた。しかし常連さんも増え、店も軌道に乗り始めた頃、脳卒中で倒れてしまった。いつか復帰したいと術後懸命のリハビリを重ねたが片麻痺が残った。しばらくは何をしていい分からない日々が続いたというが、退院約1カ月前に看護師に言われたひと言が自身に生きる意欲をよみがえらせた。

 ○…「便利な道具がないなら、自分で作ったらどうか」。入院中に一番困ったのは歯磨き。歯ブラシに粉をつけることができない。水こぼしやむせこみにも悩まされた。退院したら何でも自分でという思いが強かったことから、この言葉に心を突き動かされ、理想のコップづくりに向け、削ったり曲げたりの試行錯誤が始まった。と言っても、作業するのは奥さんで「私は言うだけだった」と笑う。コップは構想から3年半で製品化。その後も自己の経験をもとにした製品開発に力を注ぐなど、新たな歩みが始まっている。

 ○…知識ゼロで始めたパソコンは教室に通い詰め、今ではホームページの運営はもちろんSNSも使いこなして情報発信。元気いっぱいだ。時に、障がいがある当事者や家族から心の持ちようや関わり方など多くの相談が多く寄せられるが、少しでも役に立てばと自身の経験を伝えている。トレードマークのモヒカンは居酒屋時代から。いつも奥さんが刈ってくれるそうだ。
 

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