愛川・清川版 掲載号:2014年11月7日号 エリアトップへ

秘仏公開に多くの参拝 清雲寺12年に一度のご開帳

文化

掲載号:2014年11月7日号

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間近に見ることができる秘仏に多くの人が手を合わせた
間近に見ることができる秘仏に多くの人が手を合わせた

 愛川町半原の独園山清雲寺で11月2日と3日、同寺に安置されている秘仏・如意輪観世音菩薩が公開された。この秘仏は通常本堂奥の厨子に保管され公開されていないが、12年に一度、午年にご開帳を行っている。今年は町内外から2日間で約400人が訪れた。

 同寺の如意輪観世音菩薩は、宝珠と法輪を手に座っている姿から如意輪観音坐像とも呼ばれている。文献が少なく謎は多いが、坐像底部の墨書銘から建立は鎌倉時代まで遡るといわれる。

 もともとは半原村の樫原にあった観音堂に安置されていたが、明治6年、学制により初代半原学校が観音堂のある場所に開校したことをうけ、同寺に安置されるようになり現在に至る。移動の際に多くの資料を紛失してしまったが、人々の願いを叶える仏様として地域に信仰され続けている。

 公開初日には、琉球大学名誉教授の小島瓔禮氏によるミニ講話も行われ、本堂いっぱいの参拝者で賑わった。2日目も公開が始まるとともに参拝者が途切れることなく訪れ、秘仏に手を合わせていた。町内に住む男性は「今年初めて拝ませてもらいました。にっこりして優しい表情ですね」と話した。

公開された如意輪観音坐像
公開された如意輪観音坐像

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