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愛川・清川 人物風土記

公開日:2015.05.15

4月から県立煤ヶ谷診療所に赴任した
高畑 丞(じょう)さん
清川村煤ヶ谷在住 30歳

「人のため」が自分もハッピー



 ○…内科、小児科等の一般診療のほか、予防接種、往診など清川村の医療を支える県立煤ヶ谷診療所の医師として4月1日から勤務している。「人柄の良い人たちばかりで、ストレス無くむしろ癒されながら仕事をさせてもらっています」と満面の笑み。綺麗な水と緑に惹かれ煤ヶ谷に移り住み、朝の散歩など清川の魅力を満喫する日々だ。



 ○…「もともと人と話すのが好き」なタイプで、診療でも会話を重視する。「相手が医者だと、聞きたいけれど遠慮してしまう方も多いので、いつも『何か気になることはないですか』と一歩あゆみ寄ることを心掛けています」と話す。世間話の延長線で患者の家族構成や親類の病歴も尋ね、これらの情報を本人の診療に活かすこともあるという。



 ○…横浜市神奈川区出身。高校の時、将来について考え「誰かのために貢献できる仕事を選びたい。人のためになる事は、自分もハッピーになれる」と医者を志した。両親は医者ではなかったが、「母が台湾出身で、儒教の教えをとても大切にしている人なんです。『家族や身の周りの人を大切に、できることがあれば人のために』という考えは、その影響かも知れませんね」と柔和に微笑む。



 ○…夢を追って選んだのは、栃木県の自治医科大学医学部。卒業後に自身の出身高校のある都道府県で9年間勤務することで学費が免除される。各都道府県から2〜3人程度の定員に100人以上が受験するという難関を突破。卒業後は県立足柄上病院や相模原赤十字病院、相模原市立青野原診療所で勤務し、診療所長も務めた。医者としての夢は、特定の診療科目にかたよらず総合的に人を看る「家庭医」だ。



 ○…留学生の受け入れなどでタイやスイスなど海外の友人が多く、大学時代に知り合った友人とは今も年に何度か会うという。夏休みなど長期の休暇には、日常を離れて遠く海外を旅するのが一番の楽しみだ。

 

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