愛川・清川 人物風土記
公開日:2015.10.23
清川そば打ち体験実行委員会の会長を務める
山田 明則さん
清川村煤ヶ谷在住 64歳
何でも「皆で」が楽しい
○…15年ほど続く恒例のそば打ち交流体験には、スタート当初の頃から参加している。「子どもたちと一緒に皆でわいわいとやるのが楽しい。自分たちで作って食べるそばは、何とも言えない」と、今から開催日が待ち遠しい。そば打ちは毎年この時にしかやらないというが、水加減や打ち方など、勘所は経験で覚えている。
○…清川おやじの会の会長も務める。もともとPTAのつながりで出会った仲間たちが「集える場を作ろう」と始めた同会。凧作りや竹籠作りなど大人が楽しむ集まりだったが、いつの間にか子どもたちも集まるようになり、今では「大人も楽しめる子どもとの活動」がメインになっている。カヌーやレコードコンサート、ボーリングのほか、子ども会との事業協力なども合わせると、ほぼ毎月イベントがある。村役場前で管理している「おやじの花畑」では、季節の花々で人々の目を楽しませる。「やっぱり仲間たちと一緒に何かやるのが楽しいよね。『反省会』という名の飲み会も特に楽しいね」と笑顔で舌を出す。
○…出身は青森県。中学卒業と同時に当時の集団就職で東京へ。就職先が厚木に事業所を設立したのをきっかけに厚木に移り、愛川町にも住んだ。結婚や夫人の出産などを機に、夫人の実家がある清川へ。「はっきりとした四季があって、静か。故郷に似ているんです」と目を細める。長女は結婚し、今は夫人と次女の3人暮らし。
○…趣味は「広く浅くなんです」と笑うが、一番は愛車での旅行だ。車の後席を自分で改良して快適に眠れるキャンピングカーに。実家の青森に帰る時も、八ヶ岳や白川郷を訪ねた時も、常に「高速道路は使わず、ずっと一般道」が旅のこだわり。道の駅で車中泊しながら「いろいろな温泉を楽しんだり、景色の良いところでは、ゆっくりコーヒーを淹れてのんびり過ごしたり」。清川の「おやじ」は、人生を楽しむ達人だ。
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