愛川・清川版 掲載号:2016年3月25日号 エリアトップへ

歌舞伎役者として活躍する 中村 歌女之丞(かめのじょう)さん 半原出身 60歳

掲載号:2016年3月25日号

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伝統文化を次世代へ

 ○…歌舞伎ファンから女方の「スペシャリスト」「第一人者」と称される実力派。現在は都内在住だが、毎年正月には郷里を訪れ、恩人やファンたちへの挨拶を欠かさない。今年は公演の都合でオフとなった3月に愛川へ。「東京暮らしが長いので、自然豊かで静かな愛川に来るとホッとします」と柔らかにほほ笑む。

 ○…田代小、愛川中と地元で育った。東京オリンピック「東洋の魔女」の影響で、中学ではバレー部だった。父や祖父など身の回りに歌舞伎ファンが多く、幼少の頃から自然と歌舞伎に触れていた。初の観劇は中学生の時。国立劇場で「仮名手本忠臣蔵」を見た記憶は今も鮮明に残る。この時は「この道に進むとは思ってもいなかった」が、高校1年の時に雑誌に出ていた国立劇場歌舞伎俳優研修生の記事を読み「こんなところがあるのか」と心動かされた。「お芝居は幼稚園のお遊戯会くらいしか出たことがなかった」と笑うが、意を決し16歳で飛び込んだ。

 ○…1年10カ月の研修生時代は、朝から晩までみっちりと勉強づけの日々。「一生懸命ということは皆同じですが、ただひたすらに、懸命に打ち込むこと。それがやがて結果につながってくると思います」。今その瞬間を力の限り。その積み重ねが、目の肥えたファンも唸らせる名優としての座を築き、歌舞伎界でも数少ない「幹部」へと昇進できた実力の源なのだろう。

 ○…伝統は踏まえつつも「その時代のお客様に支持されなくてはいけない。昔の型をなぞるだけではだめ、横道にそれてもだめ」と力を込める。公演の合間には自身も学んだ歌舞伎俳優研修の講師として後進育成に力を注ぐ。「教え、教わり4百年続いてきた」と目を細める。歌舞伎以外の芝居にもよく足を運ぶ。歌舞伎海外公演の時にニューヨークのブロードウェイミュージカルに触れ「今、一番演じたい役は『エビータ』って言うとみんな驚く」といたずらっぽい笑顔を見せる。

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