愛川・清川版 掲載号:2017年4月21日号 エリアトップへ

半原小学校に手作りのティッシュ入れを25年間寄贈している 高山 美恵子さん 愛川町半原在住 77歳

掲載号:2017年4月21日号

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手芸好きは母譲り

 ○…今年も半原小学校の入学式で、新入学児童45人に手作りのポケットティッシュ入れがプレゼントされた。ティシュ入れを作り、寄贈する活動は今年で25年目。「子どもたちに『ありがとう』『おはようございます』って声をかけてもらうと、すごく心が晴れます」と柔和な表情に。

 ○…ティッシュ入れには、「交通事故に遭わないでほしい」という想いが込められている。25年前に愛川町へ移り住んだ時、通学路の県道を走る大型車両を見て「いつか事故が起きそう」と心配になった。自分にも何かできないかと考え、「交通安全」の願いとともに、作りためていたティッシュ入れを同校に寄贈。これが毎年休まず続き、心温まる恒例に。卒業しても愛用する子や、もらうのを楽しみにしている子もいるという。

 ○…熊本出身。4年前に亡くなったご主人の転勤で御殿場、厚木と移り住んだ。手芸好きは子どもの頃から。「母がとても器用で、見よう見まねで覚えました」と笑顔。法律事務所で弁護士秘書の仕事を経験したことがあり、悲惨な事故現場を見ることも多かった。「事故に遭わないでほしいという想いは、この経験があるからかも」と振り返る。母が遺した着物用の布を使い、ティッシュ入れを作り始めたのは厚木に住んでいた頃。段ボール箱いっぱいだったティッシュ入れはすぐに配りきり、いつも新年度に間に合うように作業を進めている。

 ○…自宅では一人暮らしだが、伊勢原に息子夫婦と孫が1人。誰かのために努力する両親を見て育った息子は、子どもの頃からお小遣いをためてプレゼントをくれる。独立した今も変わらず、最近は電気ケトルがプレゼント。過去に大病を経験したこともあり「安全だからこれを使えって」とはにかむ。今年も季節は桜から新緑に移ろう。「来年も、その先も、できる限り続けたい」。未来を歩む子どもたちのために、優しい願いを針に込める。

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