愛川町の半原公民館(ラビンプラザ)で6月10日、同館の自主事業として民俗学講座が開催された。この日は、琉球大学名誉教授の小島瓔禮氏が講師となり、「新年とは何か 半原そして北相模を例として」をテーマに講演。会場には町民ら約20人が集まった。
小島氏は、「半原などの門松は三蓋の松一対で、表座敷の前の庭に立てた」「明治5年11月5日の太政官布告で、明治5年12月3日をもって、旧暦(太陰暦)を新暦(太陽暦)に改めて、この日を明治6年1月1日にすると定めた。これは、月給を払わなくて良いという都合もあった。松飾りが間に合わず、大騒ぎだった」など、日本の伝統的な風習のエピソードを紹介した。
この他にも、様々な資料や日本各地の風習をもとに、「盆と正月は一対の物日とするが、現世と死者の世界とが交流する日としても一対だった」「新年とはなにか」などを解説した。
参加した町民らは、熱心に小島氏の話に耳を傾けていた。
愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
「何が必要か」を常に模索5月1日 |
穏やかな時代を共に5月1日 |
|
2019あいかわチャリティーゴルフ5月1日 |