愛川・清川版 掲載号:2018年8月3日号 エリアトップへ

かやねずみ先生として県立あいかわ公園で自然イベントの講師を務める 佐藤 誠三さん 愛川町半原在住 61歳

掲載号:2018年8月3日号

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「知りたい」子ども心は今も

 ○…今年4月から毎月第1・第3日曜日に県立あいかわ公園で行われる「かやねずみ先生のわくわく発見散歩」の講師を務める。決まっているのは日時だけ、季節や生物の状態など条件にあわせて内容が決まる「ぶっつけ本番」のイベントだ。紹介するのは動物・昆虫・植物など多彩。目に見えているものだけでなく、自然の大きなサイクルなど、その先にある「見えないもの」まで伝えるのがポリシーだという。

 ○…愛川町半原出身。小さい頃から鳥が好きで、高校時代には宮ヶ瀬ダム建設に関する環境調査に協力した。麻布獣医大学を卒業後に民間企業に就職したが、自然を愛する気持ちを抑えきれず35歳で日本生態系協会の職員に。自然保護とまちづくりを推進する活動をしつつ、鳥に関する論文を多数執筆した。「追及しはじめると止まらない。子どもの心が残っているのか、調べるのが好きなんでしょうね」と笑う。

 ○…縁あって宮ヶ瀬ダム周辺振興財団に勤務し、宮ヶ瀬湖を中心に8年間を過ごした。ここでカヤネズミと出会い、魅力に惹かれた。「見た目も可愛いけれど、生態はまだ不明な部分が多いんです」と身を乗り出す。今年4月には「自然教育研究会(NCA)」を立ち上げ、あいかわ公園で手付かずになっている自然観察林の調査に乗り出した。データを電子マップ化して、将来の自然観察イベントに向け地道に準備を進める。「行楽地でこれだけ自然が残っているのは本当に貴重なことです」と、目を細める。

 ○…3人の子どもは独立し、夫人との2人暮らし。時間があれば自然の中に身を投じるが、最近は他の自然ガイドに一般客として参加する。「講師の人をよく観察すると、自分に活かせることがいっぱい見つかる」と、どこまでも研究熱心だ。

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