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小田原・箱根・湯河原・真鶴

公開日:2013.04.13

暗闇の城山競技場から
全国を駆け抜ける

  • 揃いのユニホームで大会に出場

  • 仕事帰りの本格的な練習

 水曜日、夜7時半。暗闇に包まれた城山競技場に、足音が響く。



 長距離走の練習サークル「小田原ナイトランナーズ」には、高校生から60代まで約60人が所属。毎週水曜日に行われる練習には約20人が参加する。メンバーは数々のマラソン大会や駅伝大会にも積極的に出場しており、優勝経験者もいる。



 発足は2009年。2度の箱根駅伝出場経験をもつ安池一公さんと、後輩の村田祐一郎さんがホームページ上で練習内容を書き込むことからスタートした。「みんなで切磋琢磨しながら走れれば」と練習会を立ち上げると、口コミで人数が増えてきた。「気合も入り、走るリズムなど勉強になる」と話すのは、佐々木照江さん(38)。最近の大会ではハーフ1時間33分46秒を記録し、自己ベストを更新したのだという。佐々木さんは岩手県陸前高田市の出身で、親戚や友人などが被災した。「がんばっぺし」と書かれたTシャツが、佐々木さんのユニホームだ。



 チームには実業団で活躍したカネボウの瀬戸智弘さん(38)や白尾富成さん(28)の姿も。メンバーがデザインしたユニホームには「小田原NR」の大きな文字とともに小田原城や小田原提灯が描かれている。沿道からの「小田原頑張れ!」の声援を背中に感じ、全国の大会で走り続けている。



 問合せ・詳細は【URL】http://odawara-run.net/

 

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