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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2016.10.15

童心くすぐる草玩具
市環境緑化協会の人気教室

  • 完成したバッタはなかなかリアルだ

  • 子どもは近藤さんの手元を夢中で見つめる

 連休最終日の10月10日、小田原フラワーガーデンに、人が集うテントがあった。中で青々とした葉っぱを器用に細工していたのは「小田原市環境緑化協会」の面々。硬い葉脈が中心に通る細長い唐棕櫚(とうじゅろ)の葉から生まれるのは、バッタやカタツムリなどの昆虫。”草玩具”と呼ぶそうだ。

 庭園業組合や日造協小田原地区加盟の業者からなる同会が年に一度行う草玩具教室では、「人が人を呼ぶのは毎度の光景」と語る(有)小田原植木の近藤増男さん。沖津昭治さん、(有)幕田造園土木の皆木眞理子さんや(株)加藤造園の加藤尚子さん、栄立造園土木(有)の石塚敬昌さんらも、群がる子どもたちの相手に忙しい。

 「小田原市の緑化に力を入れたい」と、故・山橋敬一郎市長の肝いりで約30年前に設立された同会。宮城野林道の草刈りやアジサイの植栽など、活動は多岐にわたる。草玩具教室は15年ほど前から続いており、10年通う常連もいるという。

 この日だけで100匹以上のバッタを作り、「細かい作業続きで、もううまく手が動かないよ」と、近藤さんはうれしそうに笑った。試しに一つ作ってみる。葉を繰るそばから、「それください!」と、小学校低学年の男の子が寄ってきた。

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