戻る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2017.03.11

防災行政無線
室内で受信可能に

  • 縦17cm×横13cmほどの受信機

 災害時の避難勧告などを発信する「防災行政無線放送」を室内で受信できるサービスが、3月1日からスタートした。



 これは、小田原市と(株)ジェイコムイースト小田原局(山田文雄局長)との協定で実施するもの。契約者は室内に受信機を設置、同局のケーブルテレビ回線を介して、家の中で防災無線を受信することが可能となる。



 屋外スピーカーから発信される防災無線は、悪天候時や気密性の高い住宅などでは音声が届きにくいこともある。市ではこれまで、テレビの文字によるデータ放送、テレホンサービス、登録制の防災メールなど複数の方法で情報を提供してきた。だが、これらは市民が情報を自ら取りに行かなければならず、特にデータ放送や防災メールは「携帯やパソコンをもっていない、操作がわからないという高齢者などにはハードルが高い」(市防災対策課)という課題がある。今年2月時点で、防災メールの登録者数は約1万2000件と、ここ数年は微増にとどまっているのも現状だ。



 今回のサービスは、室内端末を回線につないでおけば、自動的にクリアな音声が流れる(緊急速報以外は音量の調整も可能)。有線のため、安定した情報発信も可能だという。災害時はFMラジオとしての役割も果たす。同課では「ぜひ多くの家庭で活用してほしい」と設置を呼び掛けている。



 利用料はケーブルテレビ加入者300円、未加入者500円(共に月額)。当面は1年間の利用料と基本工事費が無料。詳細はJ:COMカスタマーセンター【電話】0120・914・000(9時〜18時/無休)

 

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 ローカルニュースの新着記事

小田原・箱根・湯河原・真鶴 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS