太宰治ゆかりの「雄山荘」にまつわる資料展が6月9日まで、梅の里センターで開催された。
雄山荘とは、1930年に下曽我に建築された都内の実業家・加来金升の別荘。加来と親戚関係にあったことから、太宰の愛人だった太田静子も一時期そこに暮らしていた。
静子は太宰の指示により、45年から雄山荘での生活を日記に記すようになる。これをもとに太宰が執筆した小説こそ、後にベストセラーとなった『斜陽』。小説の舞台は伊豆となっているが、作品では曽我梅林など雄山荘周辺に似た情景描写が見られる。
その後、住人の転出により93年に空き家となった雄山荘。太宰ファンらによって保存活動が行われていたが、実現することなく2009年末に不審火により全焼した。
小田原鉄道歴史研究会会長で、郷土史について調べている小室刀時朗さんは、太宰の命日である6月19日に合わせて今回の資料展を企画。周囲の協力も得て、百人一首が描かれたふすまなど贅沢な造りだった建物内部の写真、雄山荘にまつわる人物の相関関係、資料をもとに再現された模型などを展示した。
石灯籠など当時の面影は若干あるものの、現在は雑草が生い茂る跡地。小室さんは、「焼失から8年が経ち、地元でもその存在を知らない人が増えた。文学的にも貴重な施設が地元にあったことを、少しでも伝えたかった」と開催の経緯を話した。跡地の所在地は、城前寺(曽我谷津592)そばの住宅地。
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