小田原版 掲載号:2018年5月12日号
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仙姫再び仙台へ 長興山のクローン桜

文化

苗木の植樹を行う武内邦生住職と子どもたち=武内徳昭住職提供
苗木の植樹を行う武内邦生住職と子どもたち=武内徳昭住職提供
 市の天然記念物に指定されている入生田の長興山紹太寺(武内徳昭住職)のしだれ桜。春日局の孫で江戸時代初期の小田原藩主・稲葉正則が、1669年に父母と祖母を弔うため寺を建立、その際に植えられたのではと伝えられており、樹齢は約350年。この桜のクローン苗木(組織培養でクローン増殖された苗木)が、仙台市の両足山大年寺に贈られた。

 稲葉正則の娘、仙姫は1677年、仙台藩4代藩主・伊達綱村に嫁いだ。綱村が今年6月で300忌を迎えるにあたり、菩提寺の大年寺や仙台市内ではさまざまな事業が実施されている。また、大年寺の住職を武内住職の実弟、邦生さんが務めている縁もあって、紹太寺から苗木5本が寄贈されることとなった。

 桜は仙姫にちなんで『仙姫桜』と名付けられ、350年の時を超え、再び、小田原から仙台へと輿入れした。4月には大年寺山市民公園で植樹式が行われ、関係者や周辺住民、小学生ら約150人が出席した。武内徳昭住職は「復興への願いも込め何か手助けできればと、仙姫の父が植えた、しだれ桜を贈りました。小田原から嫁いだ仙姫のことも忘れないで欲しい」と話した。

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