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小田原・箱根・湯河原・真鶴 スポーツ

公開日:2018.09.01

コーチは日本新薬元監督
野球教室5年目の成果

  • 中学生に指導する田村さん

  • 10年表彰を受けた滝谷選手(右)

 日本新薬(株)小田原総合製剤工場の田村秀生さん(48)と国立印刷局小田原軟式野球部による野球教室が8月4日、小田原球場で行われ、小田原市と足柄下郡の中学野球部50人が参加した。「今日はボールがどこに行ってもいいから体を使って思いっきり腕を振って投げよう」。熱心にそう語りかける田村さん。

 現役時代に田村さんは社会人野球の最高峰都市対抗野球に7度出場。シドニー五輪日本代表候補に選出され、引退後も監督・コーチとして活躍。21年間チームに携わった。

 監督として最初の年に自らスカウトした選手の一人、滝谷陣投手(32)は都市対抗野球に今年で10年連続出場し、表彰を受けた。選手らは「田村さんは熱い方。あの時があるから今もプレーできている」と口を揃える。

 田村さんは5年前に監督を退き、小田原工場へ異動を機に野球教室を始め、今年で5回目。「最初の頃に比べて生徒の顔付きやプレーも変わってきた」と手応えを感じている。ベースカバーの練習前、真っ先に手を挙げて手本を買って出た真鶴中学校の高橋優斗君(2年)は軽快な動きを見せ「今まで意識したことがない所のアドバイスをもらった」と目を輝かせた。

 充実した表情を浮かべる中学生に田村さんは「自分の限界を作らず、できることは全部やってグラウンドでは全力疾走しよう」と呼びかけた。

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