本紙記者も採取に参加 MPマイクロプラスチック 小田原にも漂着 県が調査、クッション素材が流出か

社会

掲載号:2018年11月10日号

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小田原で採れたMP
小田原で採れたMP

 環境汚染要因として注目されるマイクロプラスチック(MP)が、小田原にも漂着している。県の調査で種類などが明らかになってきた。

 MPは食品トレーやペットボトル、発泡スチロールなどが細かくなったもので、5mm以下と定義されている。海を漂流するとも海底に沈むとも言われるが、相模湾の状況はよく分かっていない。

 東京湾では魚が餌として食べたり、海外では食塩や水道に混ざっているという研究発表もある。問題は有害な化学物質を吸着しやすいという点だ。それらが貝や魚、鳥などに取り込まれ、食物連鎖で濃縮される懸念がある。

 県では相模湾のMPの分布を把握するため、昨年から逗子や横須賀、平塚、酒匂川河口付近の4カ所で調査を開始。分析の結果、小田原に漂着したMPのほとんどはクッションの充填剤などに使われる発泡スチロール(ポリスチレン)と分かった。外からの漂着というより内陸から流れ出た可能性が高いという。

 県はサンプルを増やすべく県民参加型の調査も始めており、本紙記者も7月下旬に湯河原海岸と真鶴岩海岸で採取した。

 貸出キットを使い、まずは40cm四方を区切って表面をすくい取り(20カ所分)2重のふるいにかける。草木の破片に交じって現れるプラスチックをピンセットで拾う。採りきれないほど細かい粒子もあり、潜在的なプラスチックの量に気が遠くなった。県環境科学センターの分析の結果、真鶴はポリエチレン(透明または色つき破片)の割合が多く、湯河原は小田原と同様にポリスチレンが半分以上を占めていた。

 調査は季節や雨風の影響も確認する必要があるが、西湘沿岸のサンプルはまだ足りない。県は「興味のある方はご協力を」と呼びかけている。

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