神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

本紙記者も採取に参加 MPマイクロプラスチック 小田原にも漂着 県が調査、クッション素材が流出か

社会

公開:2018年11月10日

  • X
  • LINE
  • hatena
小田原で採れたMP
小田原で採れたMP

 環境汚染要因として注目されるマイクロプラスチック(MP)が、小田原にも漂着している。県の調査で種類などが明らかになってきた。

 MPは食品トレーやペットボトル、発泡スチロールなどが細かくなったもので、5mm以下と定義されている。海を漂流するとも海底に沈むとも言われるが、相模湾の状況はよく分かっていない。

 東京湾では魚が餌として食べたり、海外では食塩や水道に混ざっているという研究発表もある。問題は有害な化学物質を吸着しやすいという点だ。それらが貝や魚、鳥などに取り込まれ、食物連鎖で濃縮される懸念がある。

 県では相模湾のMPの分布を把握するため、昨年から逗子や横須賀、平塚、酒匂川河口付近の4カ所で調査を開始。分析の結果、小田原に漂着したMPのほとんどはクッションの充填剤などに使われる発泡スチロール(ポリスチレン)と分かった。外からの漂着というより内陸から流れ出た可能性が高いという。

 県はサンプルを増やすべく県民参加型の調査も始めており、本紙記者も7月下旬に湯河原海岸と真鶴岩海岸で採取した。

 貸出キットを使い、まずは40cm四方を区切って表面をすくい取り(20カ所分)2重のふるいにかける。草木の破片に交じって現れるプラスチックをピンセットで拾う。採りきれないほど細かい粒子もあり、潜在的なプラスチックの量に気が遠くなった。県環境科学センターの分析の結果、真鶴はポリエチレン(透明または色つき破片)の割合が多く、湯河原は小田原と同様にポリスチレンが半分以上を占めていた。

 調査は季節や雨風の影響も確認する必要があるが、西湘沿岸のサンプルはまだ足りない。県は「興味のある方はご協力を」と呼びかけている。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

地元の川を一斉清掃

地元の川を一斉清掃

「クリーンもりと」71人参加

4月13日

観桜地までの道を美化

観桜地までの道を美化

強羅・宮城野エリア

4月13日

尾崎一雄をめぐる

尾崎一雄をめぐる

4月21日 文学散歩、講演会

4月13日

若者の活躍を応援

小田原市

若者の活躍を応援

アイデアを募集

4月13日

ミナカ小田原が寄付

ミナカ小田原が寄付

能登半島地震の義援金

4月13日

運動の楽しさを知って

小田原サッカー協会

運動の楽しさを知って

酒匂川河川敷で体験会

4月13日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook