東京ヤクルトスワローズの現役選手による少年野球教室が12月8日に小田原球場で開かれ、県西の小学生野球10チーム、総勢280人が指導を受けた。
この日参加したのは青木宣親外野手、山田哲人内野手、西田明央捕手、梅野雄吾投手と杉村繁打撃コーチの5人。球界を代表する豪華な顔ぶれが揃った教室は、青少年の野球振興のために大滝靖生さん((株)トープラ代表取締役)と山田敏紀さん((有)山田会計事務所代表取締役)が、親交のある杉村コーチに打診し、実現したものだ。
3度盗塁王に輝いた山田選手は走塁指導を担当。「打ち勝つ、守り勝つこともあれば、盗塁で勝つこともある」と走塁の重要性を説き、ベースの踏む位置や角度をクイズ形式で教えた。ポジションごとの指導では構え方のポイントなど身振りを交えて伝授。投球練習を受けた竹平蒼悠さん(小田原ベアーズ)は「梅野投手にまっすぐ手を出すことを教えてもらった。すっぽ抜けず手ごたえを感じた」と興奮気味に話した。
青木選手は球児たちを前に「最後まで諦めなければ大概のことはできる。1歩、2歩踏み出してトライして」と締めくくり、山田選手は「ここから一人でも多くのプロ野球選手が誕生してほしい」とエールを送った。
4選手のサイン色紙を読者1人に進呈。氏名・住所・【電話】・紙面の感想を明記し郵送(〒250-0042小田原市荻窪306タウンニュース社)もしくは【メール】(odawara@townnews.co.jp)で「野球係」に応募を。12月27日(金)締切。当選発表は発送をもってかえる。