神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

聖地目指した証 届く 「甲子園の土」高3球児に

スポーツ教育

公開:2020年9月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
(上)相洋ナイン(下)「甲子園の土」が入ったキーホルダー。球場が印刷された台紙が同封されている
(上)相洋ナイン(下)「甲子園の土」が入ったキーホルダー。球場が印刷された台紙が同封されている

 阪神甲子園球場と阪神タイガースが、日本高等学校野球連盟に加盟する野球部の3年生全員に贈る「甲子園の土」が、市内各校の選手たちにも届いている。

 コロナ禍で春・夏ともに甲子園大会が中止となり「甲子園出場に挑戦する機会さえなくなり、少しでも前を向いてもらえることができないか」と阪神タイガース矢野燿大監督らの発案で企画されたもの。今夏、県の代替大会で創部初の準優勝を果たし、幻の甲子園にあと一歩のところまで迫った相洋高校の元にも、黒みを帯びた土が詰まった23個のキーホルダーが届けられた。

 9月8日。夏を終えて引退する生徒、次のステージでも競技を続ける選手とさまざまななか、久しぶりに全員が練習場に顔を揃えた。高橋伸明監督が土に込められた思いを代弁したのち、部員一人ひとりの手元へ。直径3cm程の透明な球体をまじまじと見つめ、笑顔が広がった。

 今夏主軸を担った國井勇斗さんは進学後も野球を続けるといい「ここで一区切りだが、培ったがむしゃらな自分のプレーを今後も続けたい。土は落としたりしたら嫌なので部屋に飾ります」とにっこり。引退し、救命救急士という次の夢へ進む高橋凛さんは「3年間頑張った経験は今後も生きてくると思う」と晴れやかに話した。「高校野球を通し、諦めず努力することが人として生きていく上でもつながっていくという、大切なことを教わった」と振り返った加藤陸久主将は「企画してくれた球団はもちろん、ここまで野球ができたこと、すべてに感謝したい」とコメント。仲間とともに聖地を目指し、駆け抜けた証を手にし、「ずっと大事にします」とほほ笑んだ。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

商議所が合同入社式

商議所が合同入社式

21事業所124人が参加

4月20日

シネマ館で金次郎鑑賞

シネマ館で金次郎鑑賞

城北RCが市民招き企画

4月20日

相撲取って力比べ

参加募集

相撲取って力比べ

5月4日、早雲杯を初開催

4月20日

親なきあとを支援

親なきあとを支援

 ミニセミナー

4月20日

出馬予定者が討論会

小田原市長選

出馬予定者が討論会

小田原青年会議所が主催

4月20日

求む、纏の振り手

求む、纏の振り手

舞台は北條五代祭り

4月20日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook