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公開日:2021.03.27

地域活動から就労までシニア躍進の場を創出
小田原市生涯現役推進協議会

  • 日々活動する協議会メンバー

 『人生100年時代』を迎えた現代、定年後や子育てが落ち着いた世代にとって、有意義な時間の使い方は常に考えたいもの。小田原市では、意欲あるシニアが活躍できる「新たな生涯現役社会」を目指し、市生涯現役推進協議会が積極的な活動に取り組んでいる。

 同協議会は2018年、小田原市が厚生労働省の「生涯現役促進地域連携事業」に全国13団体の一つに採択されたことを受け、発足された組織。それまで市が取り組んできた「シニアバンク」や「セカンドライフ応援セミナー」を活性化させようという、有志による組織体だ。

シニア層を活性化

 60代を中心としたメンバーが実施してきたのは、シニア世代を新たな就労機会や地域活動の仲間づくりに障壁なくつなげて行く活動。超高齢化社会における「貴重な地域人材」に向けての啓発と、事業者らとのマッチング役を担っている。

 シニア向けセミナーでは健康づくりや趣味づくりから、就労意欲向上を図る事業主によるシニア雇用の成功事例まで幅広い内容を企画。コロナ禍でも各種セミナーをDVDに収録し、希望者に配布するなど活動を継続している。

 またシニア世代と企業・団体をつなぐシニアバンク制度の拡充に向け、双方の登録からマッチングを促す活動も継続。これまでの3年間で約150の地域企業と約550人のシニア人材登録に結び付けるなど、コロナ禍の影響を受けながらも着実に成果を上げている。

 同協議会の次のステップは、3年間で蓄積された実績や経験の発展。小田原市が目指すセカンドライフ充実のまちづくりに向け、これからの活動にも注目が集まる。

小田原市生涯現役推進協議会

神奈川県小田原市荻窪300 小田原市役所企画政策課内

TEL:0465-33-1379

https://www.city.odawara.kanagawa.jp/secondlife/

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