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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2021.07.31

湯河原温泉キャンプ場
自己表現 楽しむ街が出現
実験的なアートイベント

 7月22日から25日にかけて湯河原温泉キャンプ場(同町宮上)を会場にしたユニークなキャンプイベント「バーニングジャパン」が開催された。

 同イベントはアメリカ・ネバダ州で開催されている大規模なアートの祭典「バーニングマン」の理念を取り入れた本家公認のイベント。2012年から千葉県や群馬県などで開催されており、今回は初めて神奈川県での開催となった。

 アート作品や音楽ライブのブースが立ち並び、最近では約7万人もの参加者で溢れるバーニングマン。ジャパンは小規模ながら、会場での物品販売など金銭のやりとりはなく、ゴミを残さず会場を元の状態に戻すなど、十数人の運営スタッフが本家同様の基本原則を伝えながら開催している。

 湯河原でのイベント期間中はキャンプ滞在者のほか、DJや料理のパフォーマンスなどを行う「テーマキャンプ」が16チーム登場。参加者と表現者が混在する独特な空間が作り出されていた。

 マスクの着用やディスタンスを呼び掛けるなど、新型コロナ対策を行いながら開かれたバーニングジャパン。畜産関係の獣医という女性は12人のチームでテーマキャンプに参加し、豚1頭を調理して料理を提供。「食育というテーマで自分なりの表現をしたかった。インパクトも出せたと思う」と話していた。

 主催者の1人は「昨年はコロナの影響で開催できなかったこともあり、今回は参加者の熱が強かった。思い思いの表現を楽しむリピーターが増えているので、自分たちができる範囲で少しずつ規模を広げていきたい」と話していた。

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