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小田原・箱根・湯河原・真鶴 スポーツ

公開日:2023.06.10

関東ベスト8、夏への経験値
相洋高校 野球部

  • 課題を洗い出し、夏の大会に向けての調整をする相洋

 相洋高校野球部は5月に開催された春季高校野球関東大会で、ベスト8に入る快挙を果たした。

 県大会で、横浜と東海大相模の強豪2校を破る快進撃を見せた相洋。23年ぶりに出場した関東大会では初戦で、栃木1位の作新学院と当たった。9回表が終わった時点で1対4と3点のビハインドを負っていたが、土壇場で3点を返し延長に持ち込んだ。10回から登板した大場智仁さん(2年)は「先輩方が追い付いてくれた。なんとしても0点で抑えよう」と強い気持ちでマウンドに立ち、得意のストレートを中心に作新学院打線を2回4奪三振で抑える好投。そして、11回裏の攻撃で2死3塁のチャンスを作った相洋。打席に立ったのは1番・永野悟史さん(3年)。「タイブレークから大場が頑張って守ってくれた。ここで絶対に決める」と初球を捉え、三遊間ヒット。逆転で、サヨナラ勝ちを決めた。

 準々決勝では千葉1位の専大松戸と対戦した。序盤こそリードしていたものの5回に同点に追いつかれ、8回で勝ち越しを許し、4対5で惜しくも敗れた。

 高橋伸明監督は「今までにない経験をさせてもらった。経験値が上がったのはたしかで、夏の大会へ向けて仕上げていく時の基準が明らかになった」と話した。

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