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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2025.07.12

小田原駅東口広場通り
路線価変動率は県内15位

  • 多くの観光客が降り立つ小田原駅東口

 東京国税局は7月1日、相続税や贈与税の算定基準となる路線価を発表した。

 小田原税務署管内の最高路線価は小田原市栄町1丁目の「小田原駅東口広場通り」で、1平方メートルあたり80万円。前年(同75万円)からの上昇割合を示す変動率は6・7%で県内15位、東京国税局管内では59位だった。

 駅東口ではお城通り地区再開発事業として、複合商業施設「ミナカ小田原」が2020年に開業。コロナ禍以降は観光需要の回復を受け、国内をはじめインバウンドの観光客数も増加傾向にある。

 24年中の市入込観光客数は約838万人、観光消費総額は約378億円となり、いずれも3年連続で過去最高を更新。コロナ禍前の19年と比べても、観光客数が134%、消費総額は184%と大幅に増えた。旺盛な観光需要を背景に、小田原観光の玄関口となる駅周辺の路線価上昇につながったとみられる。

 県内各税務署管内の最高路線価は、18地点全てで上昇した。変動率トップは鎌倉市小町の「鎌倉駅東口駅前通り」で19%(1平方メートルあたり200万円)。最高額は「横浜駅西口バスターミナル前通り」(横浜市西区南幸)で、同1720万円(変動率1・4%/前年1696万円)だった。

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